安堵感

 会長として、最後の仕事として今朝4月1号の広報と回覧物を配りました。最後の班長さんの家のポストにそれらを投函した瞬間、「終わった・・・終わった。」とひとり呟きました。自治会長の仕事は何をとっても、そう難解なものでもなかったが、どんな単純なことにも神経を使った。そういう意味では、今までにない気持ちの緊張感を持ち続けた1年であったのです。ようやく、明日、自治会長のプレートが我が家の玄関から外され、広報箱と自治会の事務道具ともども、次の会長さんのもとへ渡すことができる。自治会長をやり終えたという達成感などというものより、終えることができたという安堵感が強い。わりとセンチな人間なので、感無量とか出るかと思いきや、そんな気持ちより、あー明日からは自由な時間が増えるな、というのが率直な感想。何かにつけて、自治会長としての意識を生活の軸足に置いた1年だったのだと思う。
 人の出逢いの多い1年でした。三役のメンバーとの出会いは言うに及ばず、いい人にもあったし、そうでない人にも会った。
 今夜外は雨、雨の音さえもやわらかく聞こえてくる。安堵感に包まれている。